XANAは、「国境のない素敵な世界を」というビジョンを掲げ、米国ニューヨークおよびドバイを中心に世界5カ国以上で事業を展開する次世代エンターテイメントテクノロジーカンパニーです。
VR・AR等のクロスリアリティ技術、ブロックチェーン技術、NFT技術、AI技術を融合させ、エンターテイメント領域における新たな体験価値の創出に取り組んでいます。
代表的なプロジェクトである「XANA」は、当社が開発・運営を手がけるWeb3.0メタバースであり、国内最大級・世界トップクラスの規模を誇るメタバースプラットフォームへと成長しています。XANAでは、メタバース空間内でのコミュニケーション、NFTマーケットプレイス、AIアバター、Play to Earn型ゲームなど、多彩なサービスを展開しており、グローバルにおいて日々アクティブに利用されています。
また、フジサンケイグループ、J&J事業創造、自治体、グローバルブランドをはじめとする60社以上との協業実績を有しており、IPコラボレーションやイベント開催など、メタバースを起点としたコンテンツビジネスを多角的に展開しています。

<導入プロジェクト>
XANAは、Web3.0メタバースとして世界規模でユーザー基盤が拡大しており、メタバース空間でのリアルタイム通信、NFTのトランザクション処理、AIアバターの生成・制御、ブロックチェーン関連処理など、多様かつ高負荷なワークロードを支えるインフラが求められるサービスです。
特に、当社のユーザーは世界各地に分布しており、ドバイを中心とした中東圏、日本、東南アジア、欧米など、複数のタイムゾーン・地域に向けて常時安定したサービスを提供する必要があります。また、人気IPとのコラボやNFTセールの開催時には、短時間で爆発的なトラフィック増加が発生するため、インフラには極めて高い柔軟性とスケーラビリティが要求されていました。
<導入決めて>
これまでAWS上でXANAを運用してきましたが、サービスの成長に伴ってインフラコストが継続的に増加しており、コスト構造の見直しが経営課題となっていました。
その中で、複数のクラウドプラットフォームを比較検討した結果、コストパフォーマンスと中東・アジア圏でのリージョン展開のバランスにおいて、Alibaba Cloudが最も優れていると判断しました。
ただし、当社のような全面移行プロジェクトを成功させるためには、技術的な実力に加え、ドバイ・日本・インドといった各拠点のエンジニアチームと密に連携できるパートナーの存在が不可欠です。Cloud Naviは、日本・中国・東南アジアにまたがるグローバル体制を持ち、各拠点の業務時間に合わせて柔軟に対応していただける点に大きな魅力を感じました。
特に印象的だったのは、単なるクラウド移行のベンダーとしてではなく、当社の各拠点エンジニアと同じ目線でディスカッションし、設計から移行、運用まで一貫して伴走していただける姿勢でした。これが最終的な導入の決め手となりました。

今回のプロジェクトでは、XANAメタバースを支えるインフラ全体をAWSからAlibaba Cloudへ全面移行しました。
具体的には、ゲームサーバー・APIサーバー・データベース・CDN・ストレージを含むサービス基盤一式を移行対象とし、メタバース特有のリアルタイム性とNFT・ブロックチェーン関連処理の特性を踏まえた最適なアーキテクチャを再設計しました。
Cloud Naviには、事前のアセスメントから移行設計、段階的な移行作業、リリース後のハイパーケアおよび継続的な運用支援に至るまで、一貫してサポートをいただいています。
特に、当社のエンジニアチームがドバイ・日本・インドに分散しているという特性を踏まえ、Cloud Naviでは各リージョンの業務時間帯に合わせたサポート体制を構築いただきました。日中はインド・日本のチームと、夜間はドバイのチームと、それぞれの時間帯に応じてシームレスに連携いただけたことで、移行期間中もサービスへの影響を最小限に抑えながら作業を進めることができました。
また、移行後の運用フェーズにおいても、24時間365日体制で監視・障害対応・パフォーマンスチューニングに対応いただいており、グローバルに展開するXANAのサービス安定性を大きく支えていただいています。
Alibaba Cloudへの移行により、インフラコストを約40%削減することができました。グローバルにスケールするメタバースサービスにおいて、これは経営インパクトの非常に大きい成果でした。
また、メタバース空間でのリアルタイム通信やNFT関連処理においても、移行後のほうが安定したパフォーマンスを維持できており、特にイベント・NFTセール等のピーク時においても柔軟なスケーリングで対応できるようになりました。これによりユーザー体験の向上にもつながっています。
特に大きな価値を感じているのは、Cloud Naviのグローバル対応力です。当社のエンジニアチームはドバイ・日本・インドに分散しているため、従来は時差や言語の壁によりベンダー対応に時間を要するケースもありましたが、Cloud Naviはどの拠点・どの時間帯であっても、その地域に最適なメンバーがスピーディーに対応してくれるため、グローバルチームとして一体感のあるプロジェクト推進が可能となりました。
また、Cloud Naviのエンジニアは、単なる技術支援にとどまらず、メタバース・Web3.0という比較的新しい領域においても、当社のビジネス特性を理解した上で構成提案や運用改善の提案を行ってくれます。「一緒に課題を解決するパートナー」として伴走していただける点は、非常に心強く感じています。
さらに、ナレッジトランスファーも積極的に行っていただいており、当社内のクラウド運用スキルも着実に向上しています。任せきりにするのではなく、自立した運用体制の構築まで支援いただける点は非常に価値が高いと感じています。
グローバル展開しているWeb3.0・メタバース・ゲーム企業や、世界各地に分散するエンジニアチームを抱えている企業には、Alibaba CloudとCloud Naviの組み合わせは非常に有効だと思います。
特に、中東・アジア圏を含む複数リージョンで安定したサービス提供が必要な企業や、リアルタイム性・スケーラビリティが求められるサービスを運営している企業には、コスト最適化とサービス品質向上の両立が実現できる選択肢としておすすめできます。
また、クラウド移行に関心はあるものの、複数拠点・多言語チームでのプロジェクト推進に不安を感じている企業にとっても、各リージョンに対応できるグローバル体制を持つCloud Naviは大きな安心材料になると思います。
今回の移行により、コストと性能のバランスが取れた、グローバル展開に最適化されたインフラ基盤を構築することができました。
今後は、この基盤を活用しながら、XANAメタバースのさらなる機能拡充、新規IPコラボ、AIとWeb3.0を融合した新たなサービス展開に注力していきたいと考えています。
引き続きCloud Naviのサポートを受けながら、より高度な運用体制の構築と、世界中のユーザーに国境のない素晴らしい体験を届け続けることを目指していきたいと思います。